こんにちは、葉脈です。円錐軌道の技について綴ろうと思います。
GIFがいっぱいあるので通信容量に注意して読んでください
1.円錐軌道の技って?
A.ソニック、フィッシング系統の技です。
実際に上のGIF画像を見ていただくとなんか軌道がうねうねしてるのがわかると思います。一点がほぼ固定されペンの両端が円錐形の軌道を描くやつが円錐軌道系の技です。そういう意味ではフィッシュテールは「フィンガーレスフェイクトソニック」と言っても良いでしょう。
余談ですが
いわゆるクーロンコンボのやつ(Swivel)もフィッシングの一種だと思います。この動画だと絶望的にわかりづらいですが……。
2.フィッシュテールは円錐技か?
フィッシュテールについての解説動画などでは「完全なフィッシュテールは縦の平面軌道を描く」と言われていることがあります。先ほどの例GIFもちょっと縦軌道っぽいですね。
それではフィッシュテールの動きを分解して詳しく見ていきましょう。フィッシュテールの動きは大まかに
①:掌側から甲側に落とす
②:手を捻り、落ちたペンを掬う
③:甲側から掌側に落とす
④:再び手を捻り、またペンを掬う……
つまりこんな感じに分解できます。
視点に対して手を固定して行うとこんな感じの円錐軌道を描くことがわかりますね。つまりフィッシュテールもちゃんと円錐軌道を描いているんです。
ならばなぜ”完璧に”フィッシュテールを行うと縦の平面軌道になるのでしょう?
3.フィッシュテールの平面軌道はまやかし
フィッシュテールが平面軌道になる謎を解明するためにこんなものを用意しました。
双円錐を横から見たやつです。こいつの中心角θをどんどん大きくしていってみます。数学の香りがしますか?気のせいです。逃げないでくださいね
広げました。まだいきます
もういっちょ。
はい、中心角を180°になるまで開いたら平面になっちまいましたね。この図を更に横から見るとちゃんと円が現れます。
要するに、フィッシュテールにおける平面軌道は「中心角が180°の双円錐軌道」のことだったのです。ペンを掬うときの動きを大きくすることで軌道の中心角を広げて平面軌道に見せていたのです。
4.応用
4-1.ソニックで同じことはできる?
フェイクトソニックの軌道を一平面に押し込んで見ようとしたやつ pic.twitter.com/jY6JGPn5Sb
— 葉脈 (@Vein_vein_bomb) 2021年10月23日
A.やろうと思えば。
ご覧のように手首を捻ることで中心角を広げています。気持ち悪いですね。
4-2.逆に中心角を狭めたら?
A.ドリルになります。
今度は円錐自体がつぶれて棒になってしまっているので軌道は現れず、転がり方向にくるくる回るだけです。なのでだいたいドリル。
正確にはこんな感じで手刀の峰で転がる感じです。あまりにも無理
4-3.平面軌道を円錐軌道に変えることはできる?
A.やってみようね
この技をベースにして実践しましょう。2-起きバクリバみたいなやつです
回転の途中で手首を動かし、平面軌道を歪めて"中心角"を創っていきます。
やってみたのがこれです。軌道面が途中で変化して円錐軌道になっているのがわかると思います。……お察しの通り、これはフィッシュテールリバース(の、キャッチが違うやつ)です。アラウンドを双円錐軌道化するとフィッシング系統の技になるんです。
回り切ってから中心角をつけたのがこれです。見たことありますね。
5.まとめ
・ソニックとフィッシュテールは円錐軌道を描く技。
・ある意味フィンガーレスフェイクトソニックがフィッシュテール。
・フィッシュテールは平面軌道に見えるが、実際は中心角が180°の双円錐軌道。
・中心角が0°の双円錐はドリルまたはロール。
・アラウンド系に無理くり中心角を作るとフィッシング技になる。
以上のことが判明しました。フィッシュテールがソニックとアラウンドの間を取り持つ懸け橋になっているんですね。おもしろいですね。[本当に?]この情報をどう使うかはあなた次第です。それではまた。