葉っぱの巻物

もうちょっといいブログ名ないかな

日記その1

こんばんは、葉脈です。この記事は夜に書いているので「こんばんは」です。

ブログを開設しました。たぶんめったに更新しません(めんどいので)

初回なのでなんかペン回しも絵もminecraftも全然関係ない話をします。今日はちょっといい日だったので、格好つけた日記を書きます。敬体だと書きづらいから常態で話すよ、許せ

 

 

 久々の外出だった。

 街々で疫病が流行っているから、というのはむしろ間接的な理由で、大学の講義がオンラインで行われるようになったものだから、元々出不精の僕は純然たる引きこもり生活を謳歌していただけなのだ。そんなわけで惰眠を貪り、ベッドからのっそり起き上がっては外国語の課題をこなし、途中で布団に突っ伏し、またPC画面に向かいを繰り返しているうちに旧友からのラインが届いて、久々に太陽の下に出て来たのだった。

 そいつとは暮らしている地域が近いのもあって、何年か前から気まぐれに帰路を同じくする仲で、陰気な僕とは対照的にひらひらとどこのコミュニティとも絡む明るい人だった。そんな奴から昼飯の誘いが来たのだ。

 ありあわせの服を着て久々に自転車にまたがって家を出た。待ち合わせは双方の家を結ぶ線の中点にあるコンビニ。僕は寝ぐせだかそういうセットだかわからない巻き毛を揺らして待っていた。久々にあった友人は金髪になっていた。そうだろうと思っていた。そのことを話しながら駅まで歩いた。

 駅に着き、電車で二駅。そこからさらに歩く。目的の店に着くころには、運動不足の僕は大型犬みたいな吐息を漏らしていた。口を覆う薄布が煩わしかった。

 その店は回転寿司屋だった。流れてくる寿司を取りながら此処でもいろいろと駄弁った。お互いの大学のこと、僕ら以外の離れていった友人のこと。ほとんどは冗談が占めていたけれど。途中で意を決して僕のペン回しの動画を見せた。「とりあえずすごい」っといったリアクションだった。さして興味のないことでも反応してくれるのだから優しい。デザートまでしっかり食べて、やたらに太いレシートを受け取って店を出た。

 友人の提案で、数年前にオープンした大きな雑貨屋に立ち寄ることにした。かなり遠かったが、僕自身まだ行ったことが無かったのと丁度いいから幾らかペンでも買おうと思って歩いた。日差しと排気ガスに揉まれながら。また下らない冗談を交わしながら。

 雑貨屋は大きすぎて僕の欲しかった安いペンは見つからなかった。すぐ店を出て公園に向かった。

 公園にはちらほら人が居た。口を隠してサッカーに勤しむ人々や健康そうなジョガーとすれ違いつつ公園の山に登った。頂上には、椅子なんて洒落たものがないので芝に座って風を浴びた。無為な充実した時間が過ぎていった。

 雑貨屋の時点で電車を降りた駅よりも乗った駅の方が遥かに近かったものだからそのまま初めの駅まで歩いた。互いに疲れて沈黙が増えた。駅では僕の好物のミルクティーを買った。

 自転車を押しつつまた歩き出すころにはもう足の裏が痛んだ。地面を踏んで痛む足が懐かしかった。あやふやな会話をしながら歩いていたら、ケーキ屋の前で四十雀が佇んでいた。指を近づけても逃げなかったので写真をいっぱい撮った。小さい生き物は可愛い。

 別れ際に「また今度」と言って別れた。その「今度」がその先も続けばいいと思った。気まぐれに駄弁りあえる友人がいて良かった。

 久々に「帰宅」をした。キッチンからカレーの匂いがして満たした腹がまた少し減った。その食欲に睡眠欲が打ち勝ってしばらく布団に潜っていた。

 夏らしい、青い一日だった。

 

 

推敲なしでドンドドと書いてるのでたぶんあんまりいい文章じゃないですねこれ。あと友人に掲載許可とってないけどところどころ創作交じりなのでこれは小説でたまたま登場人物が僕らに似たってことにしときます。

ここまで駄文におつきあいくださりありがとうございました。書いてたらさっきまで今日だったのが昨日になっちまったのでそろそろ寝ます。