葉っぱの巻物

もうちょっといいブログ名ないかな

自作ペンの作り方など

を、書いていきます

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これらです

左から順に「Iven mod」「G-五脈」「暮烏」「鴫/YSKT」

そのままの順番で解説します、四本あるのヤバ

家にある量りのメモリが5g刻みだったので重さはほぼ勘です

 

目次[:contents]

 

 

 

 

〇--Iven mod

長さ:20.8cm(重)/20.2cm(軽)

重さ:20g(重)/18g(軽)

 

重いのと軽いのと二種の製法がある。重いほうはかなりズッシリ来る感じで軽いほうはかなりふわふわする。本家使用だとエニボが足りなかったのでハパジェのグリップで代用しているのでその辺はお好みで。

 

微改修しました。グリップが増えたよ

 

・長所

 ・(重)大技に強い

 ・(軽)回し心地がめちゃ軽い

 ・安心感ある軸の太さ

 ・チップの露出がないので吹っ飛んでも傷つけない

・短所

 ・(重)本家Ivanより重い

 ・(軽)KTよりさらに軽く、Ivanと程遠い

 

・材料

 ・SuperTips x 2 (軸 x 2)

 ・エアーフィット x 2 (チップ x 2、リング x 2、グリップx 1)

 ・エニボ x 2 (後ろ4ブロック x 2 あるいは後ろ6,7ブロック?)

 ・ハパジェグリップ 2cm分(エニボが7ブロックx2あればいらない)

 ・ビニテ、エニボと同じ色

 ・(軽くする場合)OPTシャーペン x 2(チップ x 2)

 

 ・Dr.GRIPプレイボーダーx1~2(内側の小分けになってるグリップを2ブロック使う)

 

・工程

①Ivanmodの要領で軸を作る

②軸の接合部にビニテをまく(なくても多分いい)

③エニボ→1cmに切ったハパジェ→エアフィリングの順で軸に被せる。この時結構奥まで押し込んでおく

 ③'(新式)エニボ→プレイボーダー内グリップ1ブロック→1cmに切ったハパジェ→エアフィリングの順で軸に被せる。

④端にエアーフィットのグリップをつけ、内向きにチップを入れる。内向きに入れたチップの端とグリップの端がそろうようにグリップを調整する

 (入れるチップは重くするならエアーフィット、軽くする場合はOPT)

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⑥図

⑥上図のようにエアフィグリップの端までほかのグリップを持ってくる。グリップとビニテの間から軸が見えていなければOK。これを両側にやって完成

 

 

〇--G-五脈

長さ:20.2cm(チップ先端も含む)

重さ:16g

(理論上)筆記可能なG-500ベースの改造。G-3系の平均ぐらいの重さなのでは?適当に余っていたグリップをつぎ込んだので本家仕様の材料はめちゃ多い。ので代用しような

あと本家仕様だと重心が前よりなのでいい重心になった後部グリップおしえてください

 

・長所

 ・ほどよく軽い

 ・G-3本体を削る作業、クリップを折って削る作業がない

 ・キャップ側にもグリップがある

 ・(理論上)筆記可能

・短所

 ・重心が偏っている

 ・キャップ部の構造がやや不安

 ・G-3はインク漏れしやすい

 

・材料

 ・G-3 x 1 (キャップ以外すべて)

 ・シグノ x 1 (チップ、グリップ)

 ・シグノ太字 x 1 (チップ、グリップ)

 ・フリクションカラーズ x 1(キャップ)

 ・ゲルローラー x 1 (チップ)

 ・Yes Hybrid x 1(チップ、多分同形のものでも大丈夫)

 ・Super Grip x 1(段差のあるところ5ブロック)

 ・適当なグリップたくさん

  (本家はエニボ後ろ1ブロック、ネクタリオスで使うダイソーボールペンのグリップ2mm、旧サラサ5mm、スパグリの段差部分5ブロック)

 

・工程

①G-3のグリップを根元から1cm残して取る。この時お好みでインサートを入れる。インク軸は抜かない。

②シグノのグリップを丸ごとG-3のペン先に、G-3グリップのところまでかぶせる。

③シグノのチップの中にHybridのチップをいれて、テープで軽く固定する

④シグノの段差部分までスパグリのグリップをかぶせる

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⑤これを入れます

⑤ ④のパーツ(画像右)をペン先にはめる

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⑥こうなればよい

フリクションカラーズのキャップにシグノ太字チップ→シグノ太字グリップ→ゲルローラーチップの順で入れてG-3のペン尻で押し込む

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⑦キャップに適当なグリップつけて軸と接合して完成

 それこそゲルローラーのグリップとかでもいいんじゃない

 

 

〇--暮烏

長さ:22.2cm

重さ:20g

 

独特の質感の軸を持つペン。重寄りの万能ペン。手汗がひどい時ほど回しやすくなるという特徴がある。おおよそ完全オリジナルです。

 

・長所

 ・長い

 ・重さのわりにズッシリ来ない

 ・わりと改造の余地がある

・短所

 ・長い

 ・軸がやや滑りやすい

 ・軸がもろい

 

・材料

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 ・上図のダイソーのツイン筆ペン x 2 (軸 x 1、大キャップ x 2、小キャップ x 2)

 ・シグノ x 2 (チップ x 2、グリップ x 2)

 ・Dr.GRIP G-SPEC x 2 (チップ x 2、グリップ x 1)

 ・ゲルローラー x 2 (1,3cmに切ったグリップ x 2 見た目にこだわらないなら1個のグリップを半分に切ったもので良い)

 

・工程

①ゲルローラーのグリップを先端から1.3cmに切り、裏返す

②大キャップの突起を削る。軽くでもいい

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③大キャップのもともと軸についていた側にシグノチップを入れる。

④そこに半分に切ったシグノグリップをかぶせる。この時2ブロックぶん余らせる。

⑤裏返したゲルローラーグリップを、もともと先端側だったほうを外側にしてシグノグリップに入れる。

⑥そこにGスペックのチップを内向きに入れる。

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⑦外に出ているゲルローラーのグリップを裏返す。この時にグリップの線の入っている部分が完全に裏返るとよい

⑧シグノグリップの根本に2cmに切ったGスペックの外側のグリップをはめる

⑨その根元に半分に切ったシグノグリップを被せ、軽くテープを巻いた小キャップの先にはめる。

⑩これを二つ作り、軸に接合して完成

 

備考:キャップは突起を削るだけで筒にはしません

 

・亜種改造

 大キャップ部分が意外といろんなものにはまります。たとえば

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小キャップで延長した慶弔サインペンの軸とか。ほかにもカコグリ軸とかにはまりました

どうしても軸の手触りが気に入らない時などは慶弔に換装していいと思います。カコグリとかだとかなり短くなるので

ちなみに慶弔の小キャップを筒にすると、このキャップはほぼ取れないレベルでかっちりはまります普通にそっちのほうがいいのかも

 

〇--鴫/YSKT

長さ:22.5cm

重さ:[未計測。おそらく12g?]

 

 黛鳶を参考に拵えた軸延長SignoKT亜種。KT二本Signo二本で作れるがパイプカッターもいる。初心者向けを目指した結果がこれですょ。

 解説も初心者向けなので改造に必要な道具も書きます

 

・長所

 ・軽く制御を効かせやすい(完成度が高めになる?)

 ・遠心力があり、最低限大技も可能(コンパム、hai tuaがやり辛くない程度)

 ・材料費は安い

・短所

 ・作成にパイプカッターが必須

 ・微妙にチップが取れやすい

 ・軽いが、長すぎるのでインフィニティ系統をコンボに織り込み辛い

 

・材料

 ・慶弔サインペン系統 x2 (ボディx1、大キャップx2、小キャップx2)

  (COLOR TWINなど慶弔系と同形のツインペンでも可能。ART COLOR TWINでもおそらく可能)

 ・Signo DX(キャップ式) x2 (チップ x 2、グリップ x 2)

  (暮烏のと同じですが表記を詳しくしました)

・必要道具

 ・カッター(キャップ、グリップの切断に)

 ・パイプカッター(キャップの切断に。これでできるキャップの歪みを利用するので必須かも)

 ・ピンセット、あるいは細い金属棒(グリップを外すのに必要。僕は初めバーベキュー串を洗いに洗って使ってました)

 ・彫刻刀(小丸刀)(キャップを筒にする工程に必要)

 ・ペンチ(サインペンのインクを抜く作業に。)

  (彫刻刀が用意出来ない場合、これでキャップを筒にすることもできるかも?)

 ・ハサミ(グリップを伸ばすのに使う)

 ・カッター板(必要に応じて)

 

・工程

①慶弔サインペンのインク軸とペン先を抜く。

 インク軸は白いパーツをペンチで引っ張ると取れる。ペン先もペンチでとれる。キャップを全部使うので両方のインク軸を抜いてしまったほうがいい。

 

②慶弔サインペンの小キャップを筒にする。 

 彫刻刀などを隙間に突っ込んで、筒部分と真ん中のパーツをつなぐパーツを切り落とすのがお勧め。

 ペンチの横やゴムハンマーで中心の突起をぶんなぐってもできるかも。

 

③小キャップ2つを、パイプカッターを使って慶弔サインペンの抜けるところと同じ長さに切る(切り離した先端も使います)

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 画像のように、ペン尻のパーツと長さを合わせて切ります。パイプカッターで表面にある程度傷をつけたらあとはカッターで切ってしまっていいと思います

 

④Signoのグリップとチップを外す

 ネジって取れるところがチップ。グリップは本体との隙間にピンセットなどを突っ込んでグリグリして、頑張れば取れます 頑張ってください

 

⑤Signoチップを切った小キャップの短い側にはめる。この時パイプカッターで切った断面をチップの先端側に向けるようにする

 入れるときにちょっと引っ掛かる方からチップの尖ってる部分が出るようにします。逆側からは簡単にチップが取れるので注意。

 両側とも引っ掛からなかったらごめん

 

⑥大キャップの溝に⑤のパーツをはめて、それを軸にはめた小キャップ(長いほう)につける。

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⑤、⑥

 先端から

 Signoチップ<短い小キャップ<大キャップ<長い小キャップ<軸

 となるようにはめます。まだ大キャップからチップのパーツが簡単に外れます

 

⑦上からSignoのグリップ一本分を被せる。このとき2メモリぐらいキャップ先端からはみ出させてチップを固定する。

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 結構グリップを伸ばす必要があります。ハサミの先に付けて全力でハサミを開くとかで伸びます(きんにく)。伸ばしすぎるとチップを固定できなくなるので頑張ればキャップにかぶせられるぐらいがちょうどいいかも

 グリップ一本まるまるつけるのは大変なので半分ずつ被せるといいと思います。半分赤、半分黒とかにしてみるとか。

 

⑧同じキャップパーツをもう一つ作り、軸の両側に付けて完成。

 多分指が痛くなってるはず。おつかれさまでした(執筆時点で作ってから丸一日経つが、まだ痛い)

 

以上4本です。作ったらTwitterで僕(@Vein_vein_bomb)にメンションしてね うれしいので

 

更新履歴

12/29/20:鴫について記述、目次を実装